株式会社文化工房様は、テレビ朝日の番組制作や、報道・スポーツ取材、編集などを手がけるテレビ朝日のグループ会社です。テレビ事業以外にも自治体、官公庁、大学などのウェブサイト制作・管理業務を行っています。

今回は、普段からKinstaをお使いの奥田浩一様に詳しいお話を伺いましたのでご紹介します。

事業概要

  • 業界:メディア
  • 従業員:219名(2023年9月時点)

課題

VPSを中心に利用する体制では、セキュリティの維持だけでも大きな手間に。それに加えて、何かあった時には責任を負うという点もリスク。これの解決策が求められました。

「弊社ではVPSを中心に借りサイト運営を行なってきたのですが日々の業務を進める中で、OSやセキュリティのアップデートの面でネックに感じる部分がありました。中に入っているソフトや動いているプログラムの課題です。その点で言えば、単純にアップデートなどの作業が負担になるわけです。その分野の細かな作業の判断が非常に難しいんです」

解決策

Kinstaを「試しに使ってみる」までの手間が全くなし。疑問が次々に解決しKinstaを試してみることに。サイトを移行するのも簡単で、早くて翌日には完了。

「先のような状況で、Kinstaという名前を耳にしました。そして、どのようなサーバーなのかと思い調べてみることに。検討をするにあたって担当の方にも質問を何回かさせて頂いたのですが、返信が早く、やり取りをする中で悩みや疑問を解消でき、そのまま導入までしてみることに決めました。最初は社内の人もKinstaという名前を知らないところからのスタートでしたが、徐々にサイト運営の実績をつくっていきサイト移行数が増えていきました。

そして、Kinstaにはサイト移行代行サービスがありますよね。これも試してみる上での手間を大幅に省く要因になっています。早くて翌日というスピード感で即移行してくれるので、そこに手間や人件費という意味でのコストをかけなくていいというのが助かりました。ここを含めてすべて任せられるのは、取っ掛かりとして非常によかったです」

結果

セキュリティの面で大きな安心を獲得。顧客のサイトを代わりに管理する立場だからこそ、安全性では一切妥協できない。そんな状況にKinstaがぴったり合致。

セキュリティ面での変化

「やはりセキュリティです。セキュリティが高いのでとても安心できています。専門性が求められるため、 その面を担ってくれるのが非常に大きいです。弊社のように管理をする立場になると、セキュリティのリスクを背負うことになります。Kinstaにしてからは、WordPressで何か脆弱性の発表があった時にはすぐメールが来ますし、そのあたりの対応が早いことがわかります。それに対してのこちらでのリカバリーとかもすぐに対応できるので、Kinstaのセキュリティというのは選ぶ第一の理由になりますね」

MyKinstaでのサイト管理のしやすさ

「Kinstaの管理画面には『譲渡』機能があり、各サイトの管理を担当者に振り分けることができます。サイト移行後にはそれさえ済ませば、共通認識を持って各担当者にそれぞれの運用を割り振れるという流れになります。こうすることで、それを統括する立場としての負担が少なくなっています。この全体的な管理システムを導入したところ、弊社社員での受け入れがスムーズに進みました」

楽屋話〜30万人規模のお祭りも?〜

一時期にアクセスが集中するタイプのサイトもあるもの。例えば、年に一度大規模なお祭りを開催する商店街の公式サイトなど。Kinstaと瞬間的な大規模アクセスとの相性はいかに。

「コロナ明けのことです。商店街のサイトを運営していまして、お祭りがありました。20万〜30万という人が集まります。その時に、当然のように不安がありました──サーバーが落ちてしまわないかどうか。相当な量のアクセスが予想されますから、それだけで不安が高まります。しかし、結果からお伝えするとKinstaでは大丈夫でした。見事に落ちることなく稼働しました。Kinstaに標準で搭載されているCDNそしてエッジのすごさを思い知りました。これを例えば日本の某社にお願いしてCDNをセットアップしてもらうと、1ヶ月10万円〜といった額になりますよね。それくらいの値段を感覚としてイメージしていたものですから、Kinstaの安さには驚きました。大量のアクセスに耐える性能というのを身を以て感じられた例です」

問題解決は脅威の100%

疑問があればエンジニアへ。それが可能なのがKinsta。では実際にどれだけの問題が解決できるのか。その使い心地はどの程度か。日々利用している感想を伺うことに。

「Kinstaのカスタマーサポートには日々信頼を感じています。新しい技術を使っていると操作の面でどうしてもつまずくことがあるものです。そんな時にKinstaのチャット機能を使ってみると、すごい役に立ったんですよね。チャットを開いて質問するだけで、24時間いつでも、毎回優しい人が答えてくれて『ここまでやってくれるの?』というところまで対応していただき、安心に他なりません。万が一トラブルが起きても大丈夫だと感じました。日をまたいで話したりすると別の担当者がつくことがあるのですけど、そのときの引き継ぎもスムーズなので、それまでの記録をちゃんと確認しながら対応してもらいました」

「あとは言語についてですが、日本人って英語が得意かどうかっていうと、そうではない人が多いと思います。そんな中でKinstaのカスタマーサポートに言語の壁のようなものを感じる人もいるかもしれません。これについて実際に思ったのは、問題にならないということです。技術的な質問などをする際に、DeepLというツールで翻訳したものを送っているのですが、こちらが意図している質問は伝わるものですね。必要としている答えが必ず返ってきます。『ここはこうした方がいい』とか『ここを直すから少々お待ちください』とかで、サポートとしてパーフェクトです。皆さん技術力が高くて、疑問を解決できなかったことがないです」

Kinstaでリスク管理が捗る

結局のところ、Kinstaを使うことで何がどう変わるのか。正直なまとめをお願いしました。

「やはりセキュリティの部分ですね。どの会社にとっても情報の扱いというのはある意味でリスクになるものです。どのような仕事であっても、それが例えどこか一部を扱うものであっても、個人情報を扱う以上は、何かがあった時にはその結果が、自社にとっての大きな損害になり得るわけです。それを回避するために徹底したセキュリティを他社に頼むと、それが無視できない額になります。そして、当然ながら、セキュリティを徹底しないわけにもいきません。その『弊社ではこのようなセキュリティ面での策を打っています』と言えることが重要でして、それを可能にしているのがKinstaです。これを一任できるのは大きな違いです」

セキュリティを一任して日常に安心を

「情報システムに特化した部署や専任のエンジニアを抱えていない会社は意外に多いはず。そのような会社がセキュリティまわりの業務を一任する先として、Kinstaはありがたい環境だと思います」

株式会社文化工房 奥田浩一 様